わたしのデリケートゾーン、臭ってるかも…。
そんな時、いきなり婦人科に行くのもちょっと恥ずかしいですよね。でも、インターネットで調べるにしても、何て検索したら良いの?って悩むことはありませんか。
勘違いから的外れのケアをしてしまっては、いつまでも改善されません。デリケートゾーンの臭いの、症状の違いをご紹介します。
「デリケートゾーンの臭い」で検索すると
下着を脱いだ時にふわっと臭いが漂ってきたり、時には彼に指摘されたことがあるなど、デリケートゾーンの臭いが気になってしょうがない。みなさん臭いの治療やケアの方法を知るために、インターネットで調べようと思いますよね。でも、デリケートゾーンの臭いのことって何て言うの?
分かっているのはデリケートゾーンから不快な臭いがするということだけ。多くの人は、まず「デリケートゾーンの臭い」または「アソコの臭い」と検索します。
ですが、ここで注意が必要です。これらの検索キーワードで上位に表示されるのは「すそわきが」の記事が多いのです。そのため「デリケートゾーンの臭い=すそわきが」と思って、一生懸命すそわきがのケアをしているのに臭いがおさまらないと、悩んでいる女性が多いのです。
デリケートゾーンの臭いは「すそわきが」だけではありません。
デリケートゾーンの臭いの種類
デリケートゾーンの表面から臭いがする症状
すそわきが
デリケートゾーンの臭いの中で、一番ポピュラーなのがすそわきがです。すそわきがは、外陰部のアポクリン汗腺から分泌されるアポクリン汗や皮脂、老廃物などが皮膚の常在菌によって分解される時に出る臭いが原因で、腋臭症(えきしゅうしょう)いわゆる「わきが」の一つの症状です。
皮脂腺とアポクリン汗腺
脇の下のアポクリン汗が原因の場合は「わきが」、外陰部のアポクリン汗が原因の場合は「すそわきが」と呼ばれます。アポクリン汗腺は、他にも外耳道や乳首の周りにも分布していますので、同じような臭いが出ることがありますので同時にケアをしましょう。
すそわきがの特徴は、デリケートゾーンの表面から臭いがすることです。
◆ すそわきがの臭いってどんな臭い?
一般にすそわきがの臭いは、次のように例えられます。
ネギやタマネギのようなツンとくる刺激臭
お酢のような酸っぱい臭い
納豆のような臭い
鉛筆の芯のような臭い
◆ すそわきがのケア方法
デリケートゾーンの汗を抑える
デリケートゾーンに細菌が繁殖するのを抑える
すそわきがの臭いは、アポクリン汗や皮脂、老廃物などが、皮膚の常在菌によって分解されるときに出る臭いです。そのため、すそわきがのケアは、臭いを発生させる細菌を繁殖させないこと、つまり、デリケートゾーンを清潔に保つことが基本となります。
◆ すそわきがのケアの注意事項
わきが用のデオドラント用品の使用には注意が必要
デリケートゾーンの皮膚は、他の皮膚と比べて薄くてとても繊細です。原因がわきがと同じだからといって、わきが用のケア用品を使用すると、刺激が強すぎて皮膚トラブルを招く危険があります。
肌への刺激に配慮された、すそわきが専用のケア用品を使いましょう。
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洗いすぎは逆効果
皮膚から分泌される皮脂には、お肌を守る働きがあります。清潔にしなければと洗いすぎてしまうと、皮膚を守るためのバリアがなくなって、逆に細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。また、皮膚から皮脂がなくなると、身体は皮膚を守るために皮脂をたくさん分泌するようになる悪循環におちいるほか、過剰に分泌された皮脂が肌荒れの原因になってしまうこともあります。
肌への刺激に配慮された、すそわきが専用のソープを使いましょう。
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すそわきがの参考記事:あなたは大丈夫?気になるアソコの臭い「すそわきが」
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おりものから臭いがする症状
細菌性膣炎(細菌性膣症)
細菌性膣炎とは、デリケートゾーンの皮膚の表面から臭いがする「すそわきが」とは違って、膣の中の「おりもの」から臭いがする症状のことを言います。細菌性膣炎もすそわきがと同じく細菌の繁殖が原因で起こります。ですが、皮膚の表面で起こるすそわきがと違って、直接細菌を殺菌することができない事情があります。
女性の膣は、その奥にある子宮などの大切な器官と繋がっているため、体外から侵入してくる細菌や病原菌などから身体を守る機能が備わっています。それが、デーデルライン桿菌と呼ばれる善玉菌です。デーデルライン桿菌の働きによって膣内を酸性にすることで、他の細菌などを殺菌し清潔な状態に保たれています。
細菌性膣炎はデーデルライン桿菌が減少し、細菌が繁殖する事が原因です。
おりものの臭いが気になるからといってお風呂で膣の中まで洗ったり、ビデ(膣洗浄)を多用したりすると、善玉菌であるデーデルライン桿菌も一緒に洗い流してしまうことになるため、逆に細菌が繁殖しやすくなって症状を悪化させてしまいます。
抗生物質の使用も、デーデルライン桿菌が減少してしまう原因の一つです。
◆ 細菌性膣炎の臭いってどんな臭い?
一般に細菌性膣炎の臭いは、次のように例えられます。
魚臭帯下と言われるように魚クサイ臭い
生ゴミのような臭い
◆ 細菌性膣炎のケア方法
ホルモンバランスを整える
膣内を清潔に保つ働きを持つデーデルライン桿菌は、ホルモンバランスの乱れによって減少してしまいます。体調を整えてリラックスする時間をつくるなど、ホルモンバランスを整えることが大切です。また、風邪などで処方される抗生物質の影響でも減少します。
膣内に乳酸を注入してデーデルライン桿菌の働きを補う
膣内に繁殖した細菌が原因だからといって、安易にビデで膣洗浄することは、善玉菌のデーデルライン桿菌も洗い流してしまうためお勧めできません。専用のケア用品を使用しましょう。
◆ 細菌性膣炎のケアの注意事項
お風呂で膣の中までは洗わない
ビデの使用は控える
婦人科でも行われる治療法である膣洗浄や膣錠の使用は、臭いの原因となる悪玉菌だけでなく、善玉菌のデーデルライン桿菌も取り除いてしまいます。デーデルライン桿菌も取り除いてしまうと、膣の自浄作用がなくなり、カンジダ菌など他の細菌に感染しやすくなるほか、かなり高い確率で細菌性膣炎を再発しやすくなります。
細菌性膣炎の参考記事:オリモノから悪臭がする「細菌性膣炎」とは
細菌性膣炎にお勧めのケア用品:「インクリア」デリケートゾーンの臭いをスッキリ解消!
まとめ
臭いで症状を確認する
デリケートゾーンの臭いが気になる。そんな時は、自分で臭いを嗅いでみて、上に挙げた臭いの例えの中で、どの臭いに近いか確認してみましょう。
自分のデリケートゾーンの臭いが、すそわきがなのか、細菌性膣炎なのかをしっかり把握して、症状に合ったケア方法を選びましょう。
専用のケア用品を使用する
デリケートゾーンは、女性の身体にとってとても大切なところです。そのため、もともと身体を守るために、皮脂や有効に働く善玉菌による防御機能を持っています。
デリケートゾーンのために開発されたものではない、一般の石鹸やボディソープ、デオドラントなどは刺激が強すぎるため、それらの防御機能を失わせて症状を悪化させる危険があります。それぞれのケアの注意事項に気をつけながら、専用のケア用品を使用しましょう。
デリケートゾーンのケアはエチケットです。正しい知識を身につけてしっかりとケアすることで悩みを解消できると、彼の前でも安心して接することができるようになります。
デリケートゾーンの臭いケア用品をご紹介:
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