男性にも知って欲しい女性のカラダ(臭い・黒ずみ・脱毛)

体質的に体臭が強い欧米では、デリケートゾーンのケアは、娘が思春期を迎えると母親から教えられるほど、女性にとって当然のエチケットです。しかしながら、性教育に消極的な日本では、母親から教えられるのはせいぜい生理のことくらいではないでしょうか。
女性ですら十分とは言えない女性の身体の仕組みについて、男性が知っていること、誤解していることについてご紹介します。

知らないことが招く誤解

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昔のようにお見合い結婚が主流だった頃は、知り合ってから結婚するまでセックスをしないことも珍しくありませんでした。また、結婚するまでの平均年齢が低く、今よりもずっと若い時に結婚する人が多かったため、必然的に女性の経験人数も少なかったと言えるでしょう。

そのため、デリケートゾーンの臭いや黒ずみなどに対しても比較対象が少ないため、特に疑問を持たずに受け入れてきました。セックスの相性に関しても、時間を掛けて育むのが当たり前だったのです。

ですが、結婚までの平均年齢が上がり、結婚前にセックスをすることが当たり前になると、女性の経験人数も多くなります。すると、どうしても今までお付き合いしてきた女性と比較してしまうようになります。

 お付き合いを続けていく上で、セックスの相性が重要になっています。

セックスの経験人数が増えてくると、臭いがしない人や臭いが強い人、黒ずみがない人や黒ずみが強い人とのセックスを経験する機会が増えます。そうなってくると、どうしても臭いが強い人や黒ずみの強い人の印象が悪くなってしまいます。

では、これらの女性が抱えるデリケートゾーンの悩みに対して、男性がどのくらいの知識を持っているのかを確認してみましょう。

生理について

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女性の身体の生理現象について、ほぼ100%の男性が知っているのが「生理」です。では、生理について、男性はどのような知識を持っているのでしょうか。

 月に1回生理がある

 生理の時はお腹が痛い

 生理の時は機嫌が悪い

多くの男性に知られている生理に関しても、男性に理解されている内容はこの程度の内容になります。そして、その症状について、あまり深刻に考えていないのが一般的です。そのため「生理痛ぐらいで会社を休むなんて!」と思っている男性が非常に多い現状があります。

 約3割の女性が、仕事に支障が出る程のひどい生理痛に悩まされています。

男性にも知って欲しい生理
特に若い女性に多い月経困難症は、下腹部痛やイライラだけではなく、腰痛や全身の倦怠感、頭痛、下痢、発熱、嘔吐などをともなう非常に辛い症状です。

デリケートゾーンの臭いについて

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一番気になるデリケートゾーンの臭いの原因については、女性自身でも正しく理解されていないことが多く、臭いの原因について男性はほとんど知りません。デリケートゾーンの臭いに対して、男性はどのような知識を持っているのでしょうか。

 不潔な女性

 何かの病気かもしれない

 クサイと萎える

デリケートゾーンの臭いの原因について無知な男性にとって、デリケートゾーンの臭いは不潔な女性としてのイメージを強く持ってしまいます。現在では、男性自身も自分の体臭やアソコの臭いのケアに非常に気を遣っています。そのことから余計にきちんとケアをしていれば臭わないはずと思ってしまうのです。

 デリケートゾーンの臭いは、女性の普段の生活まで不潔な印象を与えます。

男性にも知って欲しいデリケートゾーンの臭い
デリケートゾーンの臭いは、体調やストレスによってホルモンバランスが乱れてしまうことが大きな原因です。不潔な女性だけでなく、誰にでも起こり得る症状です。また、一般の石鹸やボディソープでは、清潔にしようと洗えば洗うほど臭いを強めてしまうことがあります。

 デリケートゾーンの臭いの参考記事:デリケートゾーンの臭いの症状を理解して正しいケアを

デリケートゾーンの黒ずみについて

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皮膚が黒くなる黒ずみは、紫外線や摩擦などの刺激からお肌を守るための防御反応です。締め付けや摩擦の多い衣服や下着の着用や、お風呂で強く擦って洗うことなどが原因となっています。では、男性はデリケートゾーンの黒ずみに対してどのような知識を持っているのでしょうか。

 使い込んでいるのではと思う

 汚い感じがする

 下着から黒ずみが出ているのは萎える

男性は心のどこかで女性に処女性を求めています。「自分の彼女は男性経験が多い女性より少ない女性の方が良い」そう思っている男性には、デリケートゾーンが黒ずんでいるのを見ると、使い込まれて経験が多いように感じてしまいます。

また、白い肌にデリケートゾーンだけ黒ずんでいると汚く思えたり、臭いが強そうなイメージを持ってしまうなど、良いイメージを持たれない傾向にあります。

 下着からはみ出した黒ずみは、だらしなく見えてしまいます。

男性にも知って欲しいデリケートゾーンの黒ずみ
セックスの回数や頻度とデリケートゾーン(VIOゾーン)の黒ずみの関係は医学的にも否定されています。また、VIOゾーンは女性ホルモンの増加にともなって黒くなりますので、健康な大人の女性である証でもあるのです。

 デリケートゾーンの臭いの参考記事:Vラインの黒ずみどうしてる?その原因と対策とは

デリケートゾーンの脱毛について

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ローライズショーツに限らず、パンティラインからアンダーヘアがはみ出してしまっては、おしゃれな下着も台無しです。彼の目を気にするまでもなく処理しておきたいですよね。

また、アンダーヘアはデリケートゾーンの臭いの原因となる、細菌が繁殖する温床となることもあって、いっそのことハイジニーナにしたいと思っている女性も多いと思います。では、デリケートゾーンの脱毛に対して、男性はどのような知識を持っているのでしょうか。

 好きモノに見える。遊んでそう。

 処理していない方が清純さを感じる

 毛があった方が興奮する

日本では昔から、アンダーヘアの処理は、毛じらみを防ぐために「性風俗店で働く女性の間で行われているもの」というイメージがあります。また、戦時中には彼女や奥さんのアンダーヘアをお守りとして持って行くなど、日本人の男性は女性のアンダーヘアに対して特別な意味を持っている歴史があったため、アンダーヘアの処理に否定的なイメージを持っている傾向にあります。特にハイジニーナにする場合は、彼に相談することをお勧めします。

 今後アンダーヘアの処理は、一般的になっていく傾向にあります。

 脱毛した後は、地肌の黒ずみや肌荒れが目立ちますので注意が必要です。

男性にも知って欲しいデリケートゾーンの脱毛
女性がデリケートゾーンの脱毛をする理由は、セックスのためというよりも、デリケートゾーンの臭いやかゆみなどのケアのためです。エッチ好きな女性が脱毛するわけではありません。

 デリケートゾーンの脱毛の参考記事:ハイジニーナは男性に不評?VIOラインの処理事情

デリケートゾーンの悩みに対する男性の意識

デリケートゾーンの臭いや黒ずみは、女性なら誰にでも起こる悩みであるとともに、単に清潔にしていれば防げるといったような簡単なものではありません。

少なくともパートナーがいてエッチをする可能性がある女性なら、気にしていない人はいないですよね。ですが、これらの悩みの原因やケアの大変さを知らない男性には、不潔な女性、ズボラな女性と映ってしまいます。

これら女性の大変さを男性に説明してみても「しっかりケアをしている女性もいるのだから、臭いがキツい女性や黒ずみがひどい女性はやっぱり受け入れられない」と言うのが男性の本音です。とりわけデリケートゾーンの臭いにはその傾向が強く、それだけ男性がセックスの時に受ける負担が大きいと言えます。

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デリケートゾーンのケアはエチケット
デリケートゾーンの臭いや黒ずみに対して厳しい男性ですが、彼女を傷つけることを心配して、そのことを伝えることができない優しい面があるのも男性です。
「もっと女性のカラダのことを理解してよ」と思うよりも、しっかりとケアをして、彼の不満を解消してあげることが、わたしたち女性にできる最低限のエチケットと言えるかも知れません。

【男性アンケート】デリケートゾーンの臭いについて

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