女性に多い膀胱炎、女の子特有の原因と予防方法

トイレで下着を上げる女性20代の女性に圧倒的に多いのが急性膀胱炎。膀胱炎は一度発症すると再発しやすいため、年に1、2回は経験している女性が多いようです。
膀胱炎はデリケートゾーンの臭いと同じ細菌が原因ですので、膀胱炎になりやすい女性はデリケートゾーンの臭いにも注意が必要です。
放置していると腎不全などの深刻な症状も引き起こす、膀胱炎にならないために気をつけるべきことをご紹介します。

急性膀胱炎の症状

トイレの女性の脚

女性に多い膀胱炎は、膀胱に細菌が侵入して炎症を起こす「急性膀胱炎」です。急性膀胱炎の症状には、次の4つがあります。

 頻尿:トイレが近くなる。

 排尿痛:おしっこをすると痛い。

 残尿感:おしっこをした後もすっきりしない。

 尿の混濁:尿が濁ったり、血が混じる。

 頻尿や排尿痛、残尿感を感じたら、尿の混濁がないかを確認しましょう。

膀胱炎による排尿痛は、尿(おしっこ)の終わり頃にヒリヒリ、ジンジンするような焼けるような痛みがします。また、細菌を退治するために白血球が出てきますので、尿が白く濁ることがあります。尿道炎は逆に排尿の始めに痛みを感じます。

急性膀胱炎が女性に多い理由

急性膀胱炎は、女性の5人に1人がかかると言われるほど、男性よりも女性に多い病気です。では、急性膀胱炎は、なぜ男性よりも女性に多いのでしょうか。

身体の構造上の違い

男性と女性の尿道の比較

上図のように、男性と女性では外尿道口から膀胱までの長さが大きく違います。外尿道口から膀胱までの長さが長い男性は、外尿道口から侵入した細菌が膀胱に達する前に尿によって洗い流して排出しやすいのに対し、外尿道口から膀胱までの長さが短い女性は、細菌がすぐに膀胱に達してしまうため、膀胱炎にかかりやすいのです。

おしっこの我慢

会社での仕事中など、人と一緒にいるときには男性のように気軽にトイレに行きたいと言いづらいですよね。女性は男性に比べておしっこを我慢する機会が多いため、膀胱に負担をかけてしまいがちです。膀胱に負担がかかることによって、膀胱が持っている感染防御作用が低下してしまいます。また、おしっこを我慢する事によって、おしっこによって尿道の細菌を洗い流す回数が減ってしまうことも原因の一つです。

 3〜4時間に1度、1日に4〜5回はトイレに行く習慣をつけましょう。

経血による菌の繁殖

生理中は経血が外性器に付着して、経血に繁殖した細菌が外尿道口から侵入しやすくなっています。清潔に保つためには3〜4時間に1度、生理用品を交換することが理想だと言われています。前述のように、3〜4時間に1度トイレに行くとすると、トイレに行くたびに交換することになりますね。

 ビデの使用は「膣の自浄作用」を低下させるので、お勧めできません。

また、妊娠中は抵抗力が落ちるため、膀胱炎に限らず様々な感染症にかかりやすくなります。

膀胱炎の原因

膀胱炎は、尿道から侵入した細菌が尿道を逆行して膀胱に達することで感染することが主な原因です。女性は身体の構造上、男性より尿道が短いことに加えて、肛門と膣、尿道口が近いため、肛門から大腸菌が膣や尿道口にしやすいのです。

女性器断面図

トイレでお尻を拭くときの注意点

あなたはトイレでお尻を拭くとき、どのように拭いていますか?トイレの中での作法は、普段話題にのぼることもないため、正しい方法って意外と分からないですよね。

 お尻を吹くときは、前(お腹側)から後ろ(背中側)に拭きましょう。

男性は男性器が邪魔になりますので、身体の後ろから手を回して前から後ろに拭く人が大半です。ですが、女性の場合は身体の前から手を伸ばして尿道付近を拭いた後、同じ流れで身体の前から手を伸ばしてお尻(肛門)を後ろから前に向かって拭く人も多いようです。

お尻を後ろから前に向かって拭くと、肛門から膣に向かって擦ることになりますので、便の中の大腸菌が膣や外尿道口に付着してしまいやすくなります。菌が外尿道口から膀胱に入ると膀胱炎の原因となり、膣に入れば細菌性膣炎の原因となります。
セックスによる感染
シャワーを浴びずにするセックス
 

人の手や指先は、一見キレイに見えてもたくさんの菌が付着しています。彼がシャワーを浴びたり手を洗わないまま膣に指を出し入れした場合、膣内や外尿道口に菌が付着してしまいます。カーセックスや野外でセックスをすると、より可能性が高くなります。

クンニやアナル(肛門)への愛撫
 

彼がアソコを舐めてくれるクンニ。そのときにそのままアナル(肛門)まで舐めてくれたり、舌をねじ込むように入れてきたりすることがありますよね。アソコとアナルを交互に舐められると、彼の舌に付着した大腸菌などの細菌を膣や外尿道口に塗り込んでいるようなものです。

また、アナル周辺を触ったり、中に入れた指をそのままアソコに入れることも、同様に膣や外尿道口に細菌を運んでしまうことになります。

膀胱炎の予防方法

女性の身体は外尿道口から細菌が入りやすく、外尿道口から膀胱までの距離が短いため、男性よりも膀胱炎になるリスクが高いと言えます。膀胱炎にならないために、以下のことに気をつけましょう。

 トイレを我慢しない。

 水分をたくさん摂って、尿を排出する機会を増やす。

 身体を冷やさないようにする。

 トイレでお尻(肛門)を拭くときは、前から後ろに向かって拭く。

 膣の自浄作用を担っている善玉菌を洗い流してしまうため、ビデを使いすぎない。

 セックスの後はなるべく早く排尿して、尿と一緒に細菌を排出する。

 便秘になると大腸菌も増加しますので便秘解消は膀胱炎の予防になります。

免疫力を高めるためには、栄養バランスの良い食事や、規則正しい生活、適度な運動を心掛け、ストレスを溜めないようにすることも大切です。

セックスが原因になる膀胱炎には

20代の女性に膀胱炎が多い理由には、セックスのときに膀胱に細菌が入ることが多いことがあげられます。この年代は相手の男性も若く、性に対する好奇心も旺盛なため、不衛生な環境でのセックスやアナルへの刺激を好む傾向にあるからと言えるでしょう。

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エッチのマンネリ化に注意しましょう
アナルへの愛撫が気持ち良くて好きという女の子も大勢いますし、男性もそれによって大きな興奮を得ていることも確かです。
あれはダメ、これはダメと言っていると、彼が次第にあなたとのエッチに興味をなくしてしまう危険もあります。気をつけていても、なってしまう時はなってしまうもの。エッチの後にしっかりとケアをすることが、なによりも大切です。

 セックスによる女性の身体の、細菌によるリスクを彼と共有しましょう。

いくら彼のためと言っても、すべてを受け入れていては身体がもちません。彼が頻繁に不衛生なエッチを求めてくるようであれば、女性の身体に与えるリスクについてしっかりと話して、理解をしてもらう必要があります。
オススメのケアグッズ
 

インクリア 管理医療機器腟洗浄器inclearインクリア

乳酸配合ジェルによって腟内環境の改善をサポートする、全く新しいタイプの膣洗浄器です。デリケートゾーンの細菌をすべて洗い流すビデと違って、膣の自浄作用を担う善玉菌を損なう心配がなく、お薬ではないので副作用の心配もありません。

【男性アンケート】デリケートゾーンの臭いについて

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