性経験が豊富で遊んでいるように思われる、だらしない性格だと思われるなど、とにかく悪い印象ばかりで、多くの女性の悩みの種であるデリケートゾーンの黒ずみ。
デリケートゾーンの黒ずみの改善方法にはいくつかありますが、今回は皮膚科や美容クリニックでのレーザー治療のメリット・デメリットについてご紹介します。
デリケートゾーンの黒ずみの原因
デリケートゾーンの黒ずみのケアを始めようというあなたに、もう一度デリケートゾーンの黒ずみの原因を確認しておきましょう。
お肌の黒ずみの正体
お肌の黒ずみの原因が、メラニン色素であることは、みなさんもご存知のことと思います。なにかと悪者扱いされがちなメラニン色素ですが、一体何のためにあるものなのでしょうか。
表皮の基底層にあるメラノサイトには、紫外線や摩擦、圧迫などの刺激を受けるとメラニン色素を生成してバリア―ゾーンを形成し、肌細胞が紫外線などの刺激から守る働きがあります。
つまり、メラニン色素によってお肌が黒くなることで、紫外線や外部からの刺激によるDNAの破壊や皮膚癌の発生などの肌トラブルを未然に防いでいるのです。
デリケートゾーンが黒ずんでしまう原因
デリケートゾーンの角質層は、身体の他の部位と比べて薄いためとても刺激に弱くなっています。そのため、少しの刺激でも身体が反応してメラニン色素を生成しやすい部位なのです。
日焼けしたお肌を想像してみると分かるように、メラニン色素によって黒くなった皮膚は、お肌のターンオーバーによってしばらくすると垢となってはがれ落ち、元の色に戻ります。
黒ずみのクリニックでの治療法
レーザートーニング
レーザートーニングは、角質層が薄いデリケートゾーンの皮膚に使用しても炎症を起こさない安全なレーザーを照射をすることで、メラニンを破壊して黒ずみを解消する方法です。レーザーを照射したときは、パチンと輪ゴムで弾いたような痛みを感じることがあります。
レーザートーニングは、1回の施術で完全に黒ずみを除去できるわけではありません。お肌の状態を確認しながら、一定の間隔をあけて複数回通院する必要があります。
施術頻度
レーザートーニングによる施術は1~2週間に1回の間隔で行います。
施術回数
黒ずみの程度にもよりますが、6回〜12回で理想の状態になる方が多いです。
参考料金(1ヶ所 1回)
約10,000円(VラインとIラインは別の扱い)
料金はクリニックによって異なります。また、最初に複数回セットコースを申し込むことで割引を受けられるところもあります。
レーザートーニングのメリット
レーザーによってメラニンを破壊していきますので、ほぼ確実に効果を実感することができます。また、コラーゲンの生成を促進する効果もありますので、黒ずみだけでなくお肌の状態を整えてくれます。
レーザートーニングのデメリット
VラインとIラインの両方をケアにようとすると、費用が非常に高額になります。また、妊娠中は施術できないほか、定期的な通院が必要、入浴は2週間後(シャワーは当日から可能)、激しい運動や性行為は1ヶ月は控えるなど、制約が多いので注意しましょう。
Vホワイトニングレーザー
Vホワイトニングレーザーは、蓄積されて厚くなった角質や頑固な黒ずみを削り取ることで効果を発揮する方法で、主にIラインや小陰唇に対して行われます。
麻酔クリームを使いますので、施術中は痛みを感じることはありませんが、施術後1週間ほど痛みが続く事があります。
施術頻度・回数
Vホワイトニングレーザーによる施術は、1回の施術で十分な効果を実感できる方が多いです。(個人差がありますので複数回必要な場合もあります)
参考料金
約98,000円〜
料金はクリニックによって異なります。
Vホワイトニングレーザーのメリット
黒ずみを削り取っていきますので、効果の確実性が非常に高い方法です。個人差はありますが、少ない回数や期間で黒ずみを解消できることが最大のメリットと言えるでしょう。
また、子宮近くまでレーザーを照射することができるため、黒ずみだけでなく、産後の膣の引き締めや、尿漏れなどのデリケートな悩みにも対応することができます。
Vホワイトニングレーザーのデメリット
費用が非常に高額になります。また、施術後はしばらく施術箇所の痛みが続く場合があります。
レーザートーニングと同様に妊娠中は施術できないほか、定期的な通院が必要、入浴は2週間後(シャワーは当日から可能)、激しい運動や性行為は1ヶ月は控えるなど、制約が多いので注意が必要です。
ハイドロキノン(塗り薬)
クリニックで黒ずみケアを行う場合、ハイドロキノンという処方箋薬を処方されることがあります。ハイドロキノンはシミや色素沈着に非常に効果が高い治療薬です。
ですが、非常に刺激が強いお薬のため、お肌の状態確認しながら使用する必要があるため、定期的に通院が必要になります。
レーザー治療施術後の注意点
デリケートゾーンの黒ずみにレーザー治療を受けた場合は、施術後2、3日はしっかりと保湿をして、患部に刺激を与えないようにやわらかい下着や衣類で過ごすようにしましょう。その他細かい注意点は、クリニックの指示に従います。
ケアを怠れば黒ずみは繰り返します
レーザーによる黒ずみ治療は、レーザーによってメラニンを破壊する、もしくは黒ずんだ皮膚細胞を削り取ることによって黒ずみの解消を行います。
勘違いしやすいのですが、クリニックでのレーザー治療によって黒ずみが改善されたとしても、2度と黒ずみが発生しなくなるわけではありません。
施術後はデリケートゾーン専用の美容液でケアをして再発を防ぎましょう。
お勧めのデリケートゾーンの黒ずみケアグッズ
参考記事:【保存版】ワキ・乳首・VIOラインの黒ずみケア用品の選び方
クリニックでの黒ずみ治療は健康保険が適用されないため、非常に高額になります。不本意な結果に終わらないように、クリニック選びの際には女性器治療実績や施術実績をしっかり確認しましょう。