バストアップにも効果あり!簡単に正しい姿勢を保つたった2つの手順

姿勢が良い女性気にはしているけれど、ふと気を抜くと背中が丸まっている…。スっと背筋を伸ばした姿勢の良い女性には憧れますよね。
背中が丸まった悪い姿勢は見た目にだらしなく見えるだけでなく、首・肩のコリに始まって、腰痛やバストの下垂(垂れ)などの原因にもなってしまいます。
そこで、誰でも簡単に正しい姿勢を保つ2つのポイントをご紹介します。

姿勢による様々な影響

姿勢良く座る女性

姿勢による印象

就職活動で企業の面接を受けるときに、まず最初に言及されるのが「姿勢」ですよね。なぜなら、わたしたちが初対面の人の印象が決まるまでにかかる時間は約3秒、そして、印象を決める要素の割合は、視覚情報が55%を占めているからです。

たった3秒で細かいところまで視覚情報を得ることはできません。したがって、この視覚情報の内訳は「姿勢」という大きな視覚情報の多くを占めているのです。

 初対面の第一印象は、姿勢によって決まると言っても過言ではありません。

男性の印象

男性が魅力的に感じる女性の外見的特徴は何だと思いますか?

男性にこの質問をしてみるとその答えは、顔がキレイ・かわいい、バストが大きい、脚がキレイ、髪がキレイ、肌が白いなどが上位に挙げられます。

なんだ「姿勢が良い」というのは重視されていないじゃない、と思うかもしれません。ですが、複数回答可能な選択肢を設けて同じ質問をしてみると、9割以上の男性が「姿勢がよい」にチェックを入れているほど重要なポイントになっています。

姿勢による身体的影響

このようにわたしたちの印象を大きく左右する姿勢ですが、ここで言う「正しい姿勢」の定義とは、「見た目に美しい姿勢」というわけではありません。「正しい姿勢」とは、身体に最も負担がかからない姿勢のことを言います。

姿勢が悪いと感じて姿勢を正してみると、なんだか窮屈な感じがしますよね。まるで姿勢を正している方が身体に負担がかかっているかのようですが、実際は逆なのです。

首・肩・背中・腰のコリ

ヒトの頭部は、成人女性で約50kgあると言われています。わたしたちは、立っていても座っていても、この重たい頭部を背骨を軸にして支えているわけです。

1.5ℓのペットボトルに水を入れて、まっすぐ腕を伸ばして頭の上に持ち上げてみましょう。次に、腕を伸ばしたままで、腕が水平になるようにゆっくりと前に移動してください。ペットボトルが頭の真上にあるときよりも重く感じますよね。

これと同じように、頭の重さは軸である背骨から離れれば離れるほど重く感じます。つまり、背中が丸まっていると、それだけ筋肉に負担がかかっているということなのです。

猫背に代表されるような悪い姿勢でいると、重たい頭部を支えるために、首や肩、背中や腰の筋肉は常に緊張している状態になるため、首・肩・背中・腰のコリの原因になります。

頭痛・眼の痛み

首や肩が凝っていると、頭痛や眼の奥の痛みを引き起こすことがあります。頭痛や眼の痛みに悩まされている場合は、正しい姿勢を習慣づけることで改善されるかもしれません。

ホルモンバランスの乱れ

耳の後ろから鎖骨の内側をつなぎ、首を支えている「胸鎖乳突筋」は、ホルモンの分泌を司る自律神経と密接な関係があると言われています。

この胸鎖乳突筋が凝っていると、自律神経の働きが悪くなり、ホルモンバランスの乱れにつながります。ホルモンバランスの乱れは、生理不順やおりものの悪臭、お肌の老化、薄毛など、様々な症状の原因になります。

胸鎖乳突筋の緊張をほぐすエクササイズ

 参考記事:自宅で簡単!上向きバストを保つバストアップエクササイズ

バストの下垂(垂れ)

正しい姿勢が保たれている場合と比べて、背中が丸まっている場合は、上半身が前屈みになっているため、バストが重力の影響を受けやすくなります。その状態は、バストを支えているクーパー靱帯に負担がかかるため、バストの下垂を招きやすくなります。

また、首・肩・腰のコリや、前屈みになることによる内臓の圧迫は代謝を悪化させ、背中やお腹に無駄な脂肪がつきやすくなってしまいます。

正しい姿勢を習慣づけて首・肩のコリが解消されると、ホルモンバランスが正常に戻ることで女性ホルモンが活発に分泌されるようになり、バストアップにも期待できます。

 参考記事:バストが垂れる原因とハリを保つアンチエイジング方法

正しい姿勢と悪い姿勢

正しい姿勢と悪い姿勢

正しい姿勢

正しい姿勢正しい姿勢とは、後頭部と肩、お尻、踵(かかと)がほぼ一直線になる姿勢です。

背骨は緩やかなカーブを描き、頭部の重さが身体の重心の真上にくるために、身体への負担がもっとも少ない姿勢です。基本的に座っているときでも、腰から上はこの姿勢をキープするように意識しましょう。

悪い姿勢

猫背

猫背猫背とは、腰から上が前屈みになってしまう姿勢です。
頭部が身体の重心よりも前にあるので、頭部を支えるために必要な力が多く必要になります。そのため、首や肩、背中、腰などに負担がかかりやすい姿勢です。
また、バストの下垂や内臓への圧迫が起こりやすく、代謝も低下するため、背中やお腹に脂肪がつきやすくなります。

反り腰

反り腰反り腰とは、その名のとおり腰を大きく反らせた姿勢です。猫背と違って腰が前に出ていますので、バランスを取るために背中が大きく後ろに反っています。
猫背と同様に、首や肩、背中、腰などに負担がかかりやすく、お腹に力が入っていないためお腹に脂肪がつきやすくなります。また、この章の初めの写真の左側のように、反り腰と猫背の複合型の場合もあります。

反り腰は、胸を張って一見背筋が伸びているように見えます。ですが、首・肩・腰への負担や、お腹に脂肪がつきやすくなるという点では猫背と変わりません。

もともと猫背であったために、無理に胸を張って矯正した場合などは、この反り腰になってしまっていることがあります。また、腰を前に出して背中を後ろに反らせるようなファッションモデルの女性の立ち方を手本にしている場合も、反り腰になってしまいます。

いわゆるモデル立ちは、あくまでも美しく見せる立ち方であって、身体に負担が少ない正しい姿勢ではありません。

スマートフォンが普及した現在では、通勤・通学の電車の中ではずっとスマートフォンをいじっているという方も多いのではないでしょうか?スマートフォンを操作する姿勢のように、肩胛骨が開いて肩が前に出る巻き肩も、猫背や反り腰と同様に注意が必要です。

正しい姿勢を保つ2つのポイント

正しい姿勢を保つ女性

1.骨盤を立てる

骨盤と姿勢の関係

姿勢を正そうとする場合、すぐに胸を張ることばかりに気をとられてしまいがちです。

ですが、わたしたちの姿勢をつくり出しているのは、実は骨盤の傾きなのです。骨盤の傾きを無視したまま上半身だけで姿勢を正そうとしても、見た目は良くなるかもしれませんが、身体に負担がかかっていることに変わりありません

姿勢による骨盤の傾きの違い

姿勢による骨盤の傾きの違い

姿勢を正すときに、上半身に力を入れる必要はありません。骨盤の傾きを正しくすることで、自然と背骨がゆるやかなカーブを描くようになり、正しい姿勢に近づきます。
正しい骨盤の傾きの見つけ方

姿勢を正しくするためには、骨盤の傾きを正しくすれば良いと言われても、正しい骨盤の角度が分からなければやりようがないですよね。

まず、壁に後頭部とお尻、踵(かかと)をくっつけて立ちます。次に、壁と腰の間にできている隙間に手の平を差し込んでみます。このときの隙間の大きさで骨盤の傾きが分かります。
腰の隙間と姿勢

  • ちょうど手のひらがおさまる程度の隙間  正しい姿勢
  • 手のひらより狭い隙間  骨盤が後傾している(猫背)
  • こぶしが入るほどの隙間  骨盤が前傾している(反り腰)

正しい骨盤の傾きの見つけ方

 骨盤の正しい傾きを身体で覚えておきましょう。

 参考記事:お尻のこりは便秘・腰痛・下半身太り・お尻ニキビの原因!解消法は?

 座るだけで骨盤を支えて正しい姿勢をサポート:ボディメイクシート スタイル

2.アゴを引いて正面を向く

立っていても座っていても、意識して骨盤の傾きを修正するだけで、背骨がゆるやかなカーブを描く正しい姿勢に近づきます。ですが、骨盤の傾きを整えるだけでは、頭が前にでている状態に変わりはありません。

骨盤の傾きを整えたら、次にアゴを引いて顔を正面に向けます。この2つの手順で正しい姿勢をつくることができます。無理に胸を張ったり身体に力を入れる必要はありません。

長い間猫背や反り腰の姿勢で過ごしてきた人には、非常に窮屈な姿勢かもしれません。また、この段階で首や肩に痛みを感じた場合は、無理をせずに少しずつ慣らしていきましょう。

正しい姿勢はすべての基本!
姿勢の善し悪しは、単に見た目の印象だけでなく、代謝や女性ホルモンの分泌にも大きく関わっています。
背中や二の腕、下腹部に脂肪がつきやすくなることにはじまり、ホルモンバランスの乱れは多くの女性特有の悩みの原因になっています。今回の2つのポイントを押さえることで、無理せず簡単に姿勢を正すことができますので、ぜひ取り組んでみてくださいね!

【男性アンケート】デリケートゾーンの臭いについて

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