女性の頭皮のニオイ対策。気になる頭皮臭の原因と対処法

160727_1周りの人からなかなか指摘されることが少ない体臭問題。なかでも頭皮のニオイは、周りの人に最も気づかれやすいニオイであると言えます。
髪からふわりと香る良い匂いは、女の子の一番のアピールポイントですよね。近年、そんなアピールポイントであるはずの頭皮のニオイに悩む女性が増えています。
そんな頭皮のニオイが起こる原因と対処法をご紹介します。

みんな気づいてるあなたのニオイ

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女性の頭皮のニオイの実測検証(アンファー株式会社)

20代〜30代の女性の「シャンプーをした約24時間後の頭皮」を臭気測定器(ニオイセンサー)で計ったところ、その平均値は「59」でした。

分かりやすく比較するために、同じ測定機を使って他のニオイを測定してみると、生サンマ:44、ネギ:72、室内犬:11、猫:13となっています。

なんと女性の頭皮のニオイの強さは、

生サンマ < 女性の頭皮 < ネギ、そして、室内犬や猫の約5倍

という結果です。まさかの生サンマよりも臭く、犬や猫の5倍ものニオイがしているなんて、みんな口には出さないけれど、気づいていると思って間違いありません。

狭い空間では要注意!

エレベーターの中や満員電車など、狭い空間で密着するような場所では、女性よりも男性の方が背が高いため、ちょうど男性の鼻の下に頭がきてしまいます。また、彼とのドライブ中の狭い車内では、ふとした動きで頭皮のニオイが舞い上がることもあります。

そしてなにより気になるのは、彼に抱きしめて貰ったとき。このときも彼の鼻の近くに頭が来るだけでなく、彼が意識的に匂いを嗅ぐこともあります。そんなとき、あなたの頭皮がクサかったら、彼も幻滅してしまいますよね。

頭皮のニオイの原因

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頭皮のニオイの元は?

では、毎日シャンプーしているはずなのに、気がつくとイヤなニオイがしている「頭皮のニオイ」は、一体何が原因なのでしょうか?

私たちの身体中にたくさん分布している毛穴の中には、皮脂を分泌する皮脂腺が存在しています。

そして、身体の中でもっとも体毛が密集している頭皮には、オイリーになりがちなTゾーンの2倍の皮脂腺が存在していると言われています。

通常の皮脂はニオイを出すことはないのですが、皮脂が空気に触れてから時間が経つと、酸化して強いニオイを発するようになります。

また、皮脂や頭皮から剥がれ落ちた角質(フケ)は、細菌や真菌(カビ)の絶好のエサとなるため、それらが繁殖することでさらにニオイが強まります。

頭皮からイヤなニオイがする原因は、以下の3つになります。
 
  • 過剰に分泌され、酸化した皮脂
  • 古い角質(フケ)
  • 細菌や真菌(カビ)の増殖
皮脂過剰やフケ、細菌やカビの増殖などが起こる原因は、頭皮環境が悪化している証拠です。頭皮を清潔に保ち、頭皮環境を改善しましょう。

頭皮環境が悪化する原因と対処法

でもちょっと待って!毎日ちゃんとシャンプーしてるのに「そんなに皮脂って出るものなの?」と思いませんか?それには原因があります。では、頭皮環境を悪化させる原因を確認してみましょう。

慢性的な運動不足

慢性的な運動不足で代謝が低下すると、身体の中の老廃物が外に排出されずに溜まるようになり、それらの物質がニオイの原因になることがあります。

 まずは近所のコンビニなど10分程度のウォーキングから始めてみましょう。

食事内容の影響

脂っこい食事ばかりしていると肌荒れしてしまうことは、みなさんご存知ですよね。肉類やお菓子に含まれる脂質や糖類には、皮脂の分泌を高める作用があります。また、インスタント食品や刺激が強い辛味料、お酒やタバコなども頭皮環境を悪化させてニオイの原因になります。

 端に減らす必要はありません。バランスのとれた食事を心掛けましょう。

過剰なストレス

過剰なストレスや睡眠不足、偏った食事などは、自律神経やホルモンバランスを狂わせてしまいます。

自律神経の乱れは内臓の機能を低下させるため、体内で発生したアンモニアをろ過する肝臓の働きが鈍くなると、血中のアンモニア濃度が上がって身体からアンモニア臭を出すことがあります。

また、ホルモンバランスの乱れは、体内の自浄作用を担っている善玉菌のバランスを崩し、様々な体臭の原因となるほか、髪の毛の成長や生え替わり(ヘアサイクル)に大きく関わっているため、抜け毛や薄毛の原因にもなります。

 リラックスして神経を休める時間をつくり、質の良い眠をとりましょう。

帽子の着用やロールアップ

頭皮のニオイが気になるからといって、帽子を被ってごまかそうとしたり、髪の毛を1カ所に集めるロールアップのような髪型も、頭皮環境にとって良くありません。通気性が悪くなるため、汗で頭皮がムレて皮脂や角質が柔らかくなり、細菌やカビが繁殖しやすくなる原因になります。

 髪型を固定せず、子は適度に外して頭部の風通しを良くしましょう。

間違ったシャンプー
皮脂が落としきれていない
 

シャンプーで皮脂を落としきれていないと、古い皮脂が酸化して固まって、毛穴をふさいでしまいます。酸化した皮脂がニオイを発するほか、新しい皮脂の分泌が妨げられ、頭皮が乾燥してフケが多くなります。頭皮をこするのではなく、動かすように洗うことで古い皮脂を毛穴から押し出すことができます。

すすぎが不十分
 

シャンプー後のすすぎが不十分で、シャンプーやリンス、コンディショナーなどが頭皮に残っていると、頭皮が炎症を起こす原因になるほか、それらを栄養源にして細菌やカビが繁殖してしまいます。

濡れたまま放置している
 

シャンプー後のタオルドライ、ブローが不十分で、頭皮や髪が濡れたままで放置していると、細菌やカビが繁殖する原因になります。部屋干しの衣類からイヤなニオイがするのも、洗濯で落ちなかった皮脂などを栄養源にして繁殖した細菌やカビが原因です。

 正しいシャンプー法を確認して、間違っているところは改善しましょう。

 正しいシャンプーの参考記事:薄毛予防のための頭皮ケア。正しいシャンプーの仕方とは

朝シャンをしている
1日2度以上のシャンプー
 

夜寝る前にシャンプーをして、朝起きてからもう一度シャンプーをすると、洗いすぎによって頭皮に必要な皮脂も取り除いてしまうことになります。頭皮が乾燥してフケが出やすくなるほか、乾燥した頭皮を守るために皮脂の過剰な分泌を促してしまいます。

不十分なシャンプーになりやすい
 

健康な頭皮環境を維持するために、シャンプーで余分な皮脂や汚れを落とし、しっかりとすすぎをして十分に頭皮を乾かすためには、まとまった時間が必要です。朝のお出掛け前の忙しい時間にする朝シャンでは、どうしても不十分なシャンプーになってしまいやすいと言えます。

頭皮が無防備になる
 

夜にシャンプーをした後、私たちが寝ている間にも皮脂は分泌されています。この間に分泌された皮脂は頭皮をコーティングして様々な刺激から守る役割があります。

朝シャンをすることで、頭皮を守るために必要な皮脂を取り除いてしまうと、外出時の紫外線やアレルゲンなどの有害物質から頭皮を守ることができず、頭皮環境を悪化させてしまいます。

 シャンプーは1日1回、夜にしっかり時間をかけて丁寧に行いましょう。

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自分のニオイを気にしすぎる自臭症に注意!
これらの頭皮環境を悪化させる原因に気をつけていれば、1日1度、夜のシャンプーだけで頭皮のニオイを防ぐことができるはずです。それでも臭いが気になってしまうのは気にしすぎかも。
朝シャンなどの過剰なお手入れは、逆に頭皮環境を悪化させてニオイを強めてしまうだけでなく、抜け毛や薄毛の原因にもなってしまいますので、今すぐに改めましょう。
お出掛け前に気軽に使える頭皮のニオイケアグッズをご紹介
 

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