アゴ周りに二の腕、太ももなど。スッキリ細く見せたい所はたくさんあるけれど、やっぱり一番はポッコリしたお腹ですよね。
頑張ってダイエットをしているけれど、お腹だけがヘコんでくれない…。そんなあなたは、ダイエットの方法が間違っているのかもしれません。
ポッコリお腹になってしまう原因と、効果的な解消方をご紹介します。
目次
ポッコリお腹になってしまう原因
日々ダイエットには気を遣っている。全体としてはそれほど太って見える訳ではないけれど、なぜかお腹だけがポッコリと出ていてヘコんでくれない。普段お洋服を着ているときはあまり分からないけれど、座っているときにはお洋服の下ではポッコリとお腹が出ている。
そんな「ポッコリお腹」は、海やプールに行ったときや初めてのベッドインなどでは、マイナスのギャップとして働いてしまうため、あなたが思っている以上に印象が悪くなってしまうものです。
「ポッコリお腹」のお悩みを解消するためには、まずはポッコリお腹になってしまう原因を知ることがとても大切になります。
便秘によるお腹のふくらみ
ポッコリとお腹が出てしまう原因はお腹の脂肪!だからもっとダイエットをしなくては!と、さらに食事を制限するのは間違いです。お腹、特に下腹部だけがポッコリと出ているような場合は、便秘によって便が腸の中にたまっている可能性があります。
食事制限と便秘
○○だけダイエットなどの極端な食事制限を行うと、腸の正常な働きのために必要な栄養素や水分が不足してしまうだけでなく、胃で消化され、腸で吸収するべきモノ自体が減ってしまいます。
そのため、腸の働き(ぜんどう運動)も低下や水分不足から便が固くなって排出されにくくなります。また、排出されずに腸の中にたまってしまった便はガスを発生するため、便の体積以上にお腹をふくらませる原因になります。
老廃物の排出に効果のあるサプリメント
参考記事:「コンブチャクレンズ」次世代ダイエットドリンクの効果と口コミ
間違ったダイエットの弊害
どんなに固い決意をして始めたダイエットでも、エクササイズやジョギングを続けるのはなかなか難しいですよね。
「できるだけ楽して痩せたい!」
これは、多くの女性の共通の思いかもしれません。
そのため、最も実行しやすい「極端な食事制限」による数々のダイエット方法が考え出されてきました。実はそれらの「極端な食事制限」によるダイエット方法が、ポッコリお腹の原因になっているのです。
極端な食事制限による影響
食事制限によってダイエットが達成されるという根拠は「身体についている余分な脂肪は、栄養が不足したときのためのエネルギー源であるから、食事制限によって栄養不足の状態をつくることで、普段の生活で必要になるエネルギーを脂肪を燃焼させることで得るようになる」というものです。
確かにわたしたちの身体についてしまう余分な脂肪は、非常時のためのエネルギーの貯蔵庫としての役割があります。ですが、実際に食事制限をした場合には、上記のように都合良く脂肪だけが燃焼してくれるわけではありません。
1つ例え話をしてみます。
そんなことはないですよね。次にいつ働けるようになるのか分からないので、貯金はなるべく減らさないように、日々の出費を節約するはずです。
わたしたちが余分でなくしたいと思っている「脂肪」は、身体にとっては「老後のための貯金」のようなものです。(たくさんあれば良いと言うモノではありませんが…)
そして、私たちが最もエネルギーを使うのは「脳」と「筋肉」です。栄養不足になった身体は、脂肪を分解してエネルギーを得ると同時に、筋肉によるエネルギー消費量を抑えようとします。つまり、筋肉量が減少してしまうのです。
筋肉量の低下によるお腹のふくらみ
全体的に見てそんなに太っているわけではないのに、なぜかお腹だけがポッコリと出てしまっている原因の多くは、筋肉量の低下にあります。ではなぜ筋肉量が落ちるとポッコリお腹になってしまうのでしょうか。
姿勢が悪くなる
わたしたちの重い頭部や内臓、骨格を支えているのは筋肉です。その筋肉量が低下してしまうと、お腹と背中の筋肉のバランスが悪くなってしまうため、正しい姿勢を維持することが難しくなって姿勢が悪くなってしまいます。
デスクワークやスマホを操作することが多い現代では猫背になりやすく、さらにお腹の筋肉が緩んでしまうことになります。
猫背によるお腹の筋肉の緩みはポッコリお腹の始まりです。
姿勢が悪いことは、ポッコリお腹だけでなくバストの下垂(バストのたれ)の原因にもなってしまいます。
参考記事:バストが垂れる原因とハリを保つアンチエイジング方法
内臓を支えられなくなる
過度な食事制限による筋肉量の低下は、なにも身体の外側の筋肉だけに起こることではありません。腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)という内臓を支えている筋肉が減退してしまうと、内臓を正しい位置に固定しておくことができなくなり、内臓が重力に負けて下に降りてきて、ポッコリと下腹部をふくらませてしまうのです。
骨盤のゆがみ
上のイラストを見ていただければ分かるように、骨盤も内臓を支えるために重要な役割を果たしています。姿勢が悪くなることによって骨盤の位置がずれてしまうと、それはそのまま内臓の位置のずれにつながるため、ポッコリお腹の原因の1つだと言えます。
ポッコリお腹を解消するエクササイズ
エクササイズをする前に
バランスの良い食事を摂る
いくらエクササイズをしていても、筋肉が大きくなるための栄養素が足りていなければ意味がありません。これまで偏った食事をしていたような場合は、栄養バランスのとれた食事を心掛けてください。
運動を取り入れる
「運動をする」と聞くと、なんだか大変なことのように思えて身構えてしまいますが、通勤・通学の際に最寄り駅まで歩く。電車の中では座らずに立つ。エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなど、些細なことでも効果はあります。
朝晩のストレッチがお勧め
朝起きた後にストレッチをすることによって、頭が目覚めるだけでなく、身体も目覚めさせることができます。これだけで筋肉の基礎代謝量を増やすことができますので、効率良くエネルギーを燃やすことができるようになります。
また、夜寝る前にストレッチをすることによって、1日の筋肉のコリがほぐれ、リラックスして眠ることができますので、疲れが取れやすくなります。寝る前にストレッチを行うことで、寝ている間にも褐色脂肪細胞が働くようになり、脂肪が燃焼するようになると言われています。
また、ただ痩せるだけでは貧相な身体になってしまいます。バランス良くついた筋肉は、女性らしいシルエットをつくる上でも重要なことなのです。
ポッコリお腹を解消するエクササイズ
では、ポッコリお腹を解消するために効果的なエクササイズをご紹介します。
腹直筋を引き締めるエクササイズ
STEP1
- ヒザの後ろに手をそえて、ゆっくりと身体を仰向けにします。
- 両手を身体の横に置きます。
- 両脚のヒザを90度くらいに曲げて足首をクロスします。
これが、基本の姿勢になります。
STEP2
- まず息を吸って吐き出しながら、お腹をギュウっと縮めてお尻を持ち上げます。
- 足で反動をつけたり手で床を押してしまうと、お腹に効率良く負荷がかかりません。お腹の力だけを使ってお尻を持ち上げるように意識しましょう。
STEP3
- 息を吸いながら、ゆっくりと基本の姿勢に戻します。
STEP1〜3を30回。1日1セット行います。
キツいようでしたら無理をせず、最初は無理のない回数から始め、徐々に回数を増やしましょう。効率的に下腹を引き締めることができますので、ポッコリお腹の解消に効果を期待することができます。
動画でエクササイズを確認する
腸腰筋を引き締めるエクササイズ
STEP1
- 身体を仰向けにします。
- お尻を床につけたまま、上半身と両脚を持ち上げてVの字をつくります。
STEP2
- 自転車を漕ぐように足を回転させます。
- 足はなるべく高い位置から下ろすように、また、足を床につけないようにしましょう。
- このとき、上半身はなるべくまっすぐにして行います。
STEP2を30回。1日1セット行います。
キツいようでしたら無理をせず、最初は無理のない回数から始め、徐々に回数を増やしましょう。脚よりも、股関節の奥にある腸腰筋が動いていることを意識して行います。
動画でエクササイズを確認する
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