セックスレスは克服できる!レス解消のために知っておきたいこと

レディースリゲインイメージキャラクター(社)日本家族計画協会が2014年に行った「男女の生活と意識に関する調査」では、44.6%もの夫婦が「この1カ月間にセックスをしなかった」と答えています。2004年に行った同調査の結果、31.9%から大きく増加しています。
レディースリゲインでは、特に男性がセックスに応じてくれないセックスレスの女性のお悩みにお答えしています。

はじめに

キスをする一歩手前の外国人カップル

これまでセックスレスと言えば、一般的に奥さんや彼女など、女性の側がセックスに応じてくれないという男性の悩みであると認識されていました。ですが現在では、男性がセックスを誘ってくれない、女性から誘っても応じてくれないセックスレスが増加しています。

アンケートの裏に隠された本音

現在、セックスレスに関する情報は、女性誌やインターネットから入手する人が多いと思います。ですが、実際にこれらの記事を読んだ男性の反応は「分かってないな」という感想が大半です。

これらの記事は多くの場合、男性に無記名のアンケートを行ってセックスレスの原因を調査し、その結果をもとに解説をする体裁をとっています。ですがこのような一過性のアンケートには、回答者に結果に対する責任がありません。

無記名とはいえ本当の理由であっても、自分やパートナーのマイナス面を答えることに抵抗があるため「一般的にこう考えられているだろう」というイメージに寄せて回答をしている傾向にあります。

 レディースリゲインでは、男性の生の声を大切にしています。

男性の本音から見えるセックスレスの原因
女の子のデリケートゾーンの臭い
 

男性の本音によるセックスレスの原因として、一番多いのが女の子のデリケートゾーンの臭いです。

デリケートゾーンの臭いは、ホルモンバランスの乱れや、清潔志向の高まりから必要以上に洗ってしまうことによる膣の自浄作用の低下が主な原因です。いつもおしゃれで清潔にしている彼女のデリケートゾーンから、生臭い腐敗臭がしてきたときの男性のショックは計り知れません。

このような場合、適切な対処をすれば解消することができますので、男性には思い切ってパートナーに相談することをお勧めしています。ですが、それでも傷つけてしまうことを心配して、ほとんどの男性が打ち明けることができません。
男性のED(勃起不全)
 

特に食事の欧米化や運動不足などが原因の生活習慣病による動脈硬化や、生活の夜型化、パソコンやスマートフォンの長時間使用などによって自律神経の切り替えがスムーズに行えなくなることで、比較的若い年代でもセックスに必要な勃起力を維持することができない、ED(勃起不全)になる男性が増えています。

男性にとって男性器はまさにシンボル。そのシンボルが勃起ができないところを女性に見られることは、非常に恥ずかしいことだと思っています。勃起できない自分への苛立ちを抱えながら、一人で悩んでいる男性も少なくありません。

ED(勃起不全)は、克服することができます。そしてそれには、パートナーであるあなたの協力が必要不可欠です。彼のEDという現実を共有して、二人の問題として改善に取り組むことが大切です。
慣れによるモチベーションの低下
 

男性はとても性的刺激に慣れやすく、同じ女性とのセックスでは次第に性的興奮を得られなくなります。これは、相手の女性がモデルさんのようにキレイでスタイルが良かったとしても同じことです。

彼女から新鮮な性的刺激を感じているときは、どんなに疲れていても求めてくるのが男性です。「疲れているからできない」という理由は、実はセックスが面倒なための方便でしかありません。

年齢を重ねるにつれて基礎代謝が低下していくため、どうしても若い頃のスタイルをキープすることが難しくなります。「あの体型じゃ抱く気になれない」という言葉には、多くのセックスレスの男性が賛同します。

セックスレスの定義

日本性科学会によって定義されているセックスレスとは、以下のように規定されています。

夫婦やカップルの間に、特別な事情がないのに1ヶ月以上「性交渉」がない状態

ここで言う性交渉とは、セックスそのものはもちろん、キスやペッティング、裸でのベッドインといったセクシャル・コンタクトを含んでいます。

1ヶ月なんて意外とあっという間です。「仕事や子育てなどで忙しい時は、1ヶ月なんてすぐ経ってしまうでしょ」そう思ったあなた、ではその間キスや、愛情を込めて抱き合ったことはありますか?

セックスレスは異常?

身体的な要因

男女ともに12〜13歳頃には精通、初潮を迎えて、セックスをして子供をつくれる身体になります。男性の性欲に最も大きな影響を与えている男性ホルモンの分泌は、この頃から増え始め、およそ20歳をピークに減退を始めます。

つまり、本来は12歳から20歳くらいまでの、生殖能力がピークを迎える頃に合わせて性欲が最も高まり、それ以降は減退していくのが自然なことなのです。

文化的な要因

人間はその進化の過程で、セックスを単なる生殖行為ではなく、男女のコミュニケーションの一つとして認識されていくようになりました。ですが、コミュニケーションとしてのセックスの、男女のとらえ方の違いが、セックスレスという問題が起きる原因となっています。

女性にとってのセックス
 

女性はなによりもセックスを通じたスキンシップによって、愛情や信頼感を確認することに、癒しや安らぎを求めています。これは、オキシトシンというペプチドホルモンの働きによるもので、医学的にも確認されています。

このことは、セックスでオーガズムを迎えないと満足できない男性と違って、女性はオーガズムを迎えずに男性の射精によってセックスが終わっても満足できることからも理解できます。
男性にとってのセックス
 

男性にとってのセックスは、まずは相手の女性を自分のものにしたいという支配欲、征服欲があります。つぎに、精巣に溜まった精子の排出欲です。そのため、性的刺激を受けて一度勃起をすると、射精するまで収まりがつきません。

お付き合いや結婚生活が長くなると、パートナーを「自分のもの」であるという確認をする必要がなくなってきます。また、慣れによってあなたから性的刺激を受けづらくなることで、セックスをしたくなる機会が減っていくのです。
娯楽が増えた現代
 

ある程度大きな街に住んでいれば、遅い時間まで居酒屋やカラオケ店などの娯楽施設が営業しています。眠くなる時間いっぱいまでストレスを発散することができるため、二人きりになる頃にはあとは寝るだけ、遊び疲れていることもセックスレスの原因になり得ます。

男性にとってセックスは娯楽に近いものです。統計的に見ても、夜になると周りに遊べる施設がない地域の方が、セックスレスの率が低い傾向にあります。

 セックスよりも楽しいと思うものが多いと、セックスをしなくなります。

個人を尊重する現代では、一緒に暮らしていても別々の部屋を設けて、趣味の時間などお互いを干渉しない時間を持っている人も多いと言われています。特に男性は一つのことに熱中しやすいため、セックスよりも趣味に没頭する男性が増加しています。

ふれあいのある生活には努力が必要

よく「日本人の約半数がセックスレス」「日本はセックスの頻度、満足度ともに最下位」という記事を目にします。そう言われると、お付き合いをしているカップルや夫婦の間にセックスがないことが異常なように感じます。

ですが、これまでみてきたように生物としての身体的な理由や、セックスの男女のとらえ方の違いから、なんの対策もしなければセックスの回数が減ってセックスレスになってしまうことは、自然なことであると言えます。

 セックスというふれあいのある生活を続けるためには努力が必要です。

努力と聞くとなにやら大変そうな感じがしますが、ごく自然に生活しながらセックスレスになっていないカップルや夫婦もたくさんいらっしゃいます。そういった方々は、特別な意識をしなくても自然とセックスレスにならないための工夫をしているのだと言えるでしょう。

セックスレスにならないために必要なこと

セックスレスにならないためには、普段からセックスに関するコミュニケーションをとっておくことが大切です。特に、セックスに関する希望や不満などを話すのは、なかなか難しいと言えるでしょう。ですが、男性が挙げるセックスレスの原因である、デリケートゾーンの臭いやEDも、普段からコミュニケーションを取っていれば、お互いにうまく伝えることができます。

面と向かって相談しない
 

コミュニケーションが大切と言っても、セックスレスになっている状態でいきなり「最近エッチしてないよね」なんて言ったら、ほぼ確実にイヤな顔をされて険悪なムードになってしまいます。

 まずは軽いスキンシップから始めましょう。

他人が見ている可能性がある外出時ではなく、部屋で二人きりの時に横に座って身体に触れる。そんなことからはじめて徐々に手をつなぐ、キスをするなどステップアップしていきましょう。スキンシップをとることで相手の警戒心を解き、お互いに素直な気持ちで話しやすくなります。

相手を褒めることが大切
 

エッチの時に女の子が無意識にとってしまっている行動に「それはイヤ」などの拒絶があります。エッチがしたくて堪らないときの男性はしかたなく受け入れていますが、一度セックスレスになると「あいつはNGが多くて気持ちが萎える」など、結構根に持っていることが多いです。

彼の愛撫で、痛かったり気持ち良くなかったりしても「痛い」とか「あんまり気持ち良くない」と言ってはいけません。気持ち良いときは少し大げさに感じてみせて「さっきのあれ、もっと…」などこちらからリクエストしましょう。彼はあなたを気持ち良くさせることでも興奮と喜びを感じていますので、きっとリクエストに応えて頑張ってくれるでしょう。

彼にちょっとムリなお願いをされたときも同じ事です。「無理」「イヤ」と言ってしまわずに、やんわりと避けて別のことで彼を気持ち良くしてあげます。また、最低限フェラチオだけはできるようになりましょう。

 内容にもよりますが、なるべく彼の性癖に応えてあげる姿勢が大切です。

セックスレスの解消はとても素晴らしいこと

セックスレスになってしまうと、どうしても彼への不満は態度に出てしまうもの。何かにつけてイライラしてしまって喧嘩が耐えなかったり、会話が少なくなってしまったりしていませんか。

同棲や結婚生活というものはそういうものと、諦めているならそれは間違いです。

結婚して子供ができると、二人の関係が恋愛関係から父と母という関係に変わります。「いつまでもイチャイチャしているのはおかしい」と言う人がいるかもしれません。ですが、わたしたちのおじいちゃんやおばあちゃんの世代では、5人、6人兄弟など子だくさんなことが多く、ほとんどの場合、子供をつくろうとした結果というより「またできちゃった」というのが本音のようです。

セックスレスを解消すると世界が変わる

セックスレスを解消すると、彼があなたの後ろに立つだけで「誘われるのかな」とドキドキするようになります。そして、そのあなたの変化を彼は敏感に察知して、かわいいと思うのです。

彼が一人でスマートフォンをいじっていたら、つい近づいていきたくなります。彼もそんなあなたを煙たがらずに、笑顔で迎えてくれます。自然と会話が増え、毎日が楽しくなるのです。

セックスとは二人の信頼を深める行為です
セックスとは、子供をつくるためや、肉体の快楽を求める行為だけではありません。セックスをする事によって、お互いの愛情を確認し、信頼を深めるための大切な行為なのです。
一度セックスレスになってしまうと、乗り越えなくてはいけないことがたくさんあるかも知れません。ですが、ぜひセックスレスを乗り越えて、ふれあいのある二人の生活を手に入れてください!

最後に

160513_1セックスレスの原因は、人それぞれ多岐に渡ります。レディースリゲインでは、たくさんの事例を収集し、現実に即した、できるだけ多くの原因と解決方法をご紹介していきます。

レディースリゲインは、みなさんがセックスレスを解消し、新しい二人の生活を手に入れるための手助けになれることを願っています。


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